Flash は終わったのか
(サーティファイ主催の講習(就業力向上セミナー)、事後レポートその1 – 「Web制作現場で求められるスキルと業界の最新トレンドについて」五十嵐 学氏)
※ 講習内容のまとめというよりは、Flashが終わった、というポイントだけを抽出し、独自にまとめたレポートです。講習のまとめはこちらをご覧ください。
つい最近まで、Web上で動くもの、たとえばアニメーションなどの多くが、Flashコンテンツだった。
しかし、スマートフォン市場の急激な拡大によって、Web製作現場は、大きく様変わりしつつあるようだ。
スマートフォン上で、Flashコンテンツが表示されないからだ。
Adobeは、昨年11月にモバイル向けFlash Playerの開発を打ち切り。
さらに、Adobeは、Android端末への、Flash Player、新規インストールを終了(2012年8月15日~)。
旧来の携帯、スマートフォン、そしてパソコン。
それらに個別に対応するために、わざわざ3種類のWebページを製作するのか?
否、であろう。
時代の流れに対応すべく、Web製作現場ではスピーディな納品を迫られ、かつ、不況で予算はかつかつなのだ。
いちいち、スマートフォン用の動画を用意していられっか、てなものだ。
また、上の記事では、Flashは、Adobeに見捨てられたようだぞ?(本当か?)
では、Flashは、「終わった」のか。
このサイト(Flash Professional CS6 / Toolkit for CreateJS)によると、
- Flash CS6は、HTML5ベースのコンテンツ作成に移行することができる。
- ワンクリックでライブラリをJavaScriptに変換できる。
とある。
本当にワンクリック?で変換?できるのか?
どの程度、Flashコンテンツは「変換」できるのだろう?
「Flash Pro CS6 の Toolkit for CreateJS を使ってみました。#1」というサイトによると、
- Action Script は一切変換されない
- トゥイーンは、クラシックトゥイーンのみの対応
- サウンドの利用は可能
とのこと。
つまりこうか。
Adobeは、Flashを捨てたわけではなく、Action Script を捨てたのか。
「今までAction Scriptを勉強してきたみなさんには申し訳ないけれど、これからは、JavaScriptで書いてね~(はあと)」
ってことなのか?
流れが速すぎるので、今しばらく、高見の見物とする所存。
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