「Shadeの達人」より
最終更新日 2012年9月26日
Shadeの達人(執筆者:成光雄、くつぎけんいち、Rey.Hori)。3DグラフィックソフトShadeを勉強しはじめて(「3DCGを勉強しています」)、5冊目。Shadeはバージョン11です。
基礎
[自由曲面]を理解する 9/12
紙:
- 曲線を描き、直線コピー。2つの曲線を[自由曲面]パート内に入れれば、1枚の紙になる。
- 自由曲面を[切り替え]て、縦に分断するコントロールポイントを追加。&移動。→(結果)
- ブラウザで、最初に描いた曲線の位置を変える。(中央に)(下に)
角錐:
- 正方形をコピーし、[自由曲面]パートに入れ、上の正方形を[一点に収束]
円柱の作り方、4種
以下1~4で作成した円柱は、見た目は同じでも、表面材質を設定すると、異なる結果が生じる
- 開いた線形状を回転
- 円を掃引
- 筒にフタをする
- 円を線形状に変換し、コピー。
- 線形状2つを[自由曲面]パートに入れる。
- [自由曲面]パートに入れた線形状2つを選択して、同じ位置にコピー。
- [自由曲面]の外に出す(=フタになる)。
- 円を一点に収束
- 円を線形状に変換し、コピー。
- 線形状2つを[自由曲面]パートに入れる。
- [自由曲面]パートに入れた線形状2つを選択して、同じ位置にコピー。
- 一番上に位置する線形状を一点に収束
- 一番下に位置する線形状を一点に収
パス掃引によるパイプ状オブジェクト
- 詳細は、このページ内の、「まいこ先生第25問」をご覧ください。
- この文字はShadeで描き、modifyで切り替えをしながら、パスを編集して整えています。
- 記憶、追加、適用。筆順が逆になっている場合は、modify→逆転させておく。
move→せん断:長方形を平行四辺形にするなど
ブーリアン(右上図参照)
- 右上図の右側は、2つの球が合体している(¥)ので、直方体で切り抜いた(*)ときに、隙間が生じない。
- そのほかにも、詳細にブーリアンの説明がある。
表面材質 9/13
- 透明、屈折、反射、光沢、サイズ(右図参照)
- 左上:反射、上中:反射と透明、右上:透明、左下:光沢1、下中:光沢0.5、右下:光沢02でサイズ0.6
- 拡散反射が青、光沢1が黄色、光沢2が緑
- いずれも透明で、反射の色を左から黒、青、黄色。
- [粗さ]は違いがはっきりするような画像を作れなかった。
- 発光とソフトグロー。上は右に行くほど発光の値が大きい。下は左に行くほどソフトグローの値が大きい。
- 影、バックライトはパス。
- マスターサーフェス:設定した表面材質を登録しておき、[使用]から呼び出すことができる。マスターサーフェスを[使用]したオブジェクトは、マスターサーフェスを変更することで一斉に反映される。
マスターサーフェスから独立させたい場合は、[独立]をクリック。
他のファイルで使用することもできる。 - 疑似集合演算。パス。
ライト 9/13
- 無限遠光源:複数の無限遠光源を作成することができる
- 光沢と拡散反射:Shadeの世界では、光の側から、オブジェクトに対して、影響を与えることができる。
- グレア、フォグ:パス
- 第2部 実践編 9/19~ 砂時計(60分)
実践編-百合の花
お手本完成図
- 葉、茎、つぼみの作り方は本では省略されており、「ヒント」のみ。
- 左画像は、参考書のお手本です。「デジタル華道」ですね~。
花弁
参考書と同じにならない部分もあったが・・・
create→円、convert→自由曲面に変換
- 開いた線形状のうち、下(左下の円弧)を削除
- 残った[開いた線形状を]選択し、上面図で45度、時計回りに回転させる
- Ctrl+C
- Ctrl+V を3回
- 上面図で位置を左右に移動させ、正面図で位置を上下に移動させる
- ここで参考書と差異が生じる。円弧が不自然な「曲線」で結ばれてしまう。(バージョンの違いのせい?)
- convert→ [切り替え]し、上面図でコントロールポイントを選択し、すべての接線ハンドルを削除。(ここで参考書との形状が一致)(上図参照)
- 自由曲面を選択し、modify→スムーズ。直線がなだらかな曲線になる。
- modify→ [切り替え]し、形状編集モードで、上面図の一番大きな円弧の真ん中に、modify→コントロールポイントを追加
- オブジェクトモードに戻し、copy→数値入力で、上面図で花弁の中央にあたる部分をクリック。回転のYに60と入力し、OKをクリック
- repeat→4。これで6枚の花弁ができました。
表面材質
- 花弁の自由曲面1つを選択し、表面材質→作成
- マッピング用の3つの画像は、参考書の画像を拝借(手抜きです)。本に書かれた数値を設定しました。
- 表面材質→登録→名前(百合花弁)をつけてOKをクリック。マスターサーフェスに登録します。
- 残りの花弁は、マスターサーフェスの百合花弁を[使用]。
マスターサーフェスは便利です。この「親分」を編集すれば、[使用]しているすべての花弁に適用されます。
(それっぽくなってきましたね~) - modifyで切り替えながら、6枚の花弁をアレンジします。
- ところどころ線形状を増やしてさらにアレンジ。
おしべ
軸
- 円を線形状に変換し、複製し3個にする
- 大きさを変えて移動し、自由曲面に入れる
- 接線ハンドルを作成し、ゆるやかなカーブにする
先端
- ホットドッグの中身が参考書どおりにならず、あっという間に3時間
- create→開いた線形状。で、solid→回転体。
- 切り目はコントロールポイントを追加して作成。
- 切り目のラインが参考書通りにならず曲線になってしまうので、切り替えながら、接線ハンドルを削除。
- ここまでの形状をコピー。不要な線形状を削除し、ブラウザでの順序を変更して、ホットドッグの中身を作成。
- 順序は、時計回りにすること!逆順はイケマセン。
めしべ
作り方
- めしべの断面の半分を描く
- 回転体にする
- コピーし、不要な部分を削除し、片方を頭の部分、片方を軸の部分とする
- めしべの軸は、自由曲面に変換し、線形状を追加してなだらかな曲線にする
- めしべの頭は、線形状を45度、回転コピーして8本にし、追加した4本を80%ほどに縮める。
- modify→アンスムーズで接線ハンドルを削除し、右のような形にする。(さすが鉄人)
- (このブログだけ見て作れたら、その人も鉄人だな)
実践編-パイプ椅子
パイプフレーム
- 円弧をパイプのラインに沿って要所に設置。
- [記憶]→[追加]を繰り返し、円弧をつなげていきます。ラインがねじれた場合は、円弧を[逆転]させておきます。
- 線形状の始点に円を描き、パイプのラインに垂直になるように配置。
- 円を線形状に変換。
- パイプのラインを選択して記憶。線形状の円を選択して[掃引]をクリック。
座面と背もたれ
参考書の169ページ、下の稜線には小さ目のR・・・というあたりの説明が理解できなかった。あきらめて自力で作成。
実践編-らせん
厚みのある四角いらせん
- 正面図で長方形を作成
- 長方形を同じ位置に複製して合計12個にする
- ブラウザで上から5~8番目を、正面図で下にドラッグ。1~4番目の長方形より、2ます程度下に。
- ブラウザで上から9~12番目を、正面図で下にドラッグ。5~8番目の長方形より、2ます程度下に。
- ブラウザで上から1、5、9番目を、時計回りに45度回転させる
- ブラウザで上から2、6、10番目を、時計回りに135度回転させ、上面図で右にドラッグ
- ブラウザで上から3、7、11番目を、時計回りに225度回転させ、上面図で右下にドラッグ
- ブラウザで上から4、8、12番目を、時計回りに315度回転させ、上面図で下にドラッグ。さらに正面図で下にドラッグ。
- 1~12番目までをすべて選択し、自由曲面のパートに入れる(Ctrlを押さえながら自由曲面をクリック)
- 自由曲面を選択し、modify→切り換え。このままだと角ばっているので、modify→スムーズ
できあがり
(両端に穴があいているので、ふさぎたい場合は、長方形を2個複製し、自由曲面の外に出す)
ペラペラのらせん、チューブのらせん
- 厚みのないらせんは、長方形ではなく、線(開いた線形状)で同様に行う
チューブ状のらせんは、円で同様に行う。または、(9/26、削除。円で記憶&追加を試みたが、脳みそが沸騰しそうになった)
チューブ状であれば、パスをらせんに描き、パスに沿って円を掃引してもよい以下方法で。
チューブのらせん(コイルバネ)(9/26)
- 円を作り、線形状に変換。
- 円(閉じた線形状)を、形状情報で[閉じた線形状]のチェックボックスをオフにする
- 円(開いた線形状)同位置に複製(いくつでも)
- ブラウザで上から等間隔にずらしていく
- ブラウザで一番上の円(開いた線形状)を選択し、ツールボックスで[記憶]
- ブラウザで上から2番目の円(開いた線形状)を選択し、ツールボックスで[追加]。そのまま[記憶]
- ブラウザで上から3番目の・・・(以下繰り返し)
- らせんの線形状の始点に円を描き、ラインに垂直になるように配置
- 円を線形状に変換
- らせんの線形状を選択して記憶。線形状の円を選択して[掃引]をクリック。
- できあがり(MOディスケットの部品になります)
スクリュー
- スクリューの断面(閉じた線形状)をcreate
- 長方形のらせんと同様に、(2~11まで)行う
- スクリューの断面を同じ高さに2個づつ、時計回りに追加して、上下のらせんを閉じる。
ビン
- ビンを回転体で作り、スクリュー部分と一体化(&¥自由曲面)。一体化することで、レンダリング時間を短縮する。
- 本の説明と仕上がり見本を見ながら、なぞ解きです。不明だった点は以下。
- なぜガラスが青いのか・・・背景に(上半球、下半球それぞれ別々に)青い画像を投影しているから。
- なぜ背景に青いイメージを投影すると、ビンが青くなるのか・・・
表面材質で、「屈折」をゼロにするとビンは透明になる。また、「反射」などをゼロにしてもビンは青いまま。ビンを青くしているの原因は、「屈折」。 - なぜ背景を上半球と下半球に分けて投影させているのか・・・不明。全体に投影したものと画像を比較してみたが、違いがわからなかった。
- 仕上がり見本にある、マスターサーフェスの「水」はどこで使っているのか・・・「水」は使用していない。
- 仕上がり画像(bmp)では、ビンに液体が入っているので、気がむいたら入れるべし。ただし、Shadeファイル(.shd)は空容器のみなので、困難だな。
実践編-キーホルダー
「図を見るだけで作り方はおわかりになるでしょう(211ページ)」。とのこと。
説明もShadeファイルもビットマップファイルもありません。がんばれ!、自分。
リング
- 正面図で円を作成し、線形状に変換。
- (形状情報→線形状属性→)[閉じた線形状]のチェックボックスをオフにする。
(オフにすると、90度の穴ができるが、穴の角度を調整したい場合はあらかじめコントロールポイントを追加しておく) - 欠けた円(開いた線形状)を複製し、リングの金具の厚み分ずらす
- 片方を[記憶]し、もう片方を[追加]。ふたつの円が合体する。(右上図参照)
- 右面図で、リングの金具の厚みの直径の円を作成し、線形状に変換。上下につぶして楕円形にする。
- 開いた線形状を選択し、形状編集モードで、どのコントロールポイントが起点(大きい四角)になっているかを確認。→[記憶]
- 楕円(閉じた線形状)の中心を、開いた線形状の起点に合わせる。(上面図、正面図ともに)→[掃引]
- つぶれたホース状の自由曲面が作成される。
- ホースの両端の穴を楕円でふさぐ。
- 表面材質を設定してできあがり。
かまぼこ型リング
正面図で円を作成し、線形状に変換
- 下のコントロールポイントを削除
- 左右のコントロールポイントの接線ハンドルを削除
- 左右のコントロールポイントを選択し、真下にドラッグ
- かまぼこの起点に円(線形状)を配置し、かまぼこを記憶→円を掃引
ジョイント
- 開いた線形状を作成し、回転体にする
- かまぼこ型リングと合体させる(&¥)
- かまぼこ型リングと回転体を複製し、180度回転して移動
楕円リング
- 正面図で円を作成し、線形状に変換
- 下のコントロールポイントを削除
- [形状情報]→[形状情報]→[閉じた線形状]のチェックボックスをオフにし、半円にする
- 半円を複製し、180度回転させて、下に移動する
- 上の半円を選択し[記憶]。下の半円を選択し[追加]。ふたつの円がひとつの線形状になる(開いた線形状)
- [形状情報]→[形状情報]→[閉じた線形状]のチェックボックスをオンにし、楕円(閉じた線形状)のできあがり
- 楕円の起点に円(線形状)を配置し、楕円を記憶→円(線形状)を掃引。楕円リングのできあがり
耳
- 正面図で円を作成し、線形状に変換
- 下のコントロールポイントを削除
- 左右のコントロールポイントの接線ハンドルを削除
- 幅と高さを調整
- 正面図で円を作成し、線形状に変換し、(形状情報→線形状属性→)[穴]にチェック
- 4と5をsolid→掃引体
- 耳に容器をつけてできあがり。
- ジョイントから下を回転パートに入れて、アニメーションにしました。(この記事のトップ、参照)
レンダリングに30分以上かかりました。(9/23)
実践編-MOディスケット
外角に沿った稜線にR取り(9/26)
- 「掃引体なので稜線にはR(角の丸み)は付かない(176ページ)」とのことです。
ですが、Shadeバージョン11では(?)、掃引体であっても、Rがつく(ものもある、たとえば正方形の掃引体など。右図の星も掃引体もそうです)ようです。- 自由曲面に変換。外に出た線形状を、自由曲面の一番上と一番下に入れて一点に収束。modify→角の丸め
- modify→切り替えで、逆軸の角をひとつずつ、modify→角の丸め
- ただし、複雑な形状で稜線にRをつけられない場合は(たとえば右上図の黄色のチューリップ)参考書の方法が有益なのでしょう。
藤色のチューリップは参考書に書かれている方法(もどき)でRをつけました。(鉄人、おそるべし。同じようにできずに、苦労しています・・・)
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