Photoshopクリエイター出題のポイント
Photoshopクリエイター能力認定試験 出題のポイント
カラーの基礎知識
カラーモデル
- RGBカラーモード:
- 光の3原色(赤、青、緑)
- 加法混色:3原色を重ねると白くなる
- デジカメ、モニターなどで使用
- 0~255(8bit)(2(進数)×8(桁)=256色)
- 8bit×3チャンネル24bit=2(進数)^24(桁)=16,777,216≒1,677万色
- 白はRGBのすべてが255、緑はR0、G255、B0 など
- チャンネルは3つ(RGB、レッド、グリーン、ブルー)
- CMYKカラーモード:
- 色材の3原色(C-シアン、M-マゼンタ、Y-イエロー)プラス、K-ブラック
- 減法混色:4色を混色すると黒くなる
- 印刷で使用
- 0~100%
- 白はCMYKのすべてが0%、緑はC100%、Y100%、M0%、K0% など
- チャンネルは4つ(CMYK、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)。
- RGBからCMYKに変換すると、ファイルサイズが大きくなる(チャンネル数が多いため)
Labカラーモード:
(CIE L*a*b* シーラブ)- 輝度(L)(0~100)、色成分(a-シアンから緑、b-青から黄色)(-128~127)
- 色域がもっとも広い(架空の色を含む)
- 一般的に、ディバイスインディペンデントカラーに、CIELabカラーを利用
- デバイスインディペンデントカラー:スキャナやモニターなどのデバイス(機器)に依存しない、絶対的な色
- Photoshopでは、カラーモードを変換する際に、色の置き換えを防ぐため、Labを内部処理に使用している
- CIE(Commission International d’Eclairage)国際照明委員会によって定義
- チャンネルは3つ(Lab、L、a、b)
- グレースケールモード:
- 白から黒までの濃淡
- 0ブラック~255ホワイト(Photoshop)
- チャンネルは1つ
ダブルトーンモード:
- 1色から4色までのインキを使用してグレースケール画像に色味を与える
- チャンネルは1つ
- インデックスカラーモード:
- 最大 256 色。8 ビット
- Web用にファイルサイズを抑えるため(など)に使用
チャンネル
- 8ビットチャンネル(2^8=256階調)
- 16ビットチャンネル(2^16=65,536階調)
- メリット:階調飛び(トーンジャンプ)が少ないため、精細なグラデーションや自然画像の処理に向く
- デメリット:編集機能が制限される。ファイルサイズが大きくなる。Illustratorに配置できない。EPS形式などで保存できない。べた塗りのイラストにはメリットがない、など
- 32ビットチャンネル(2^32≒43億階調)
HDR(ハイダイナミックレンジ)
- 目的:デジカメなどのセンサーは、実際の風景の持つ広いダイナミックレンジ(明暗の比)を表現できないため、そのデメリットを軽減する
- 方法:露出を変えながら複数枚数を撮影し、合成
- 合成ツール:Photoshop、デジカメ(限定機種)、iPhone4など
- Photoshopでの合成:
- ファイルメニュー→自動処理→HDRProに統合
- すべてのダイナミックレンジを維持する場合は、32ビットチャンネルで保存
カラーマネジメント
カラーマネジメントシステム(CMS)
- 目的:デジカメ、モニター、プリンターなど、異なるデバイス間で画像をやり取りする際に、近い色を再現すること
- ツール:CIELabカラー(デバイスに依存しない絶対的な色。デバイスインディペンデントカラー)を基準に・・・
- ツール:ICCプロファイル(各デバイスの色特性が定義されている)に照らし合わせて・・・
- デバイスインディペンデントカラー:(Device Independent Color/装置非依存色)
カラー設定
- カラーマネジメントを行うためのICCプロファイルは、(編集メニュー→)カラー設定ダイアログボックスで行う
- (カラー設定ダイアログボックス→)カラーマネジメントポリシー:
- ドキュメントに埋め込みプロファイルがない場合などに、設定
- 埋め込みプロファイルがあれば、(一般的には)それを保持
RGB用のICCプロファイル:モニター用
- Adobe RGB(1998):
- DTPで標準的に利用。
- sRGBよりも色域が広いため、Adobe RGBからsRGBに変換すると、高彩度の色が失われる。
- sRGB IEC61996-2.1:
- 一般的に、こちらを利用。
- Adobe RGBに対応していない一般向けのデジカメ画像などを編集。
CMYK用のICCプロファイル
- プロファイル:コート紙はインキを吸収しにくく、色の変化が少ない。上質紙などはインキを吸収するため色がくすんで見える。そうした印刷条件に合わせ、カラー設定を行う。
- Japan Color 2001 Coated:
- 日本での標準的なオフセット印刷のカラープロファイル
- 枚葉印刷機でコート紙を印刷
- インキ総使用量は350%
- Japan Color 2001 Uncoated:
- インキを吸収しやすい用紙に印刷する場合の標準的なカラープロファイル
- 枚葉印刷機で、非コート紙を印刷
- インキ総使用量は310%
- Japan Web Coated(Ad):
- 社団法人日本雑誌協会の雑誌広告基準カラーを参考に作成したカラープロファイル
- オフセット輪転印刷機で、コート紙を印刷。
- インキ総使用量は300%
- Japan Color 2003 Web Coated:
- オフセット輪転印刷機で、軽量コート紙を印刷
- インキ総使用量は320%
- Japan Color 2002 NewsPaper:
- 新聞輪転機で新聞紙を印刷
- インキ総使用量は240%
- Japan Color 2001 Coated:
- 紙の種類
- coated:コート紙。紙の表面がコーティングされており、インキを吸収しにくい。
- Uncoated:非塗工紙。インキを吸収しやすい。マットコート紙、ケント紙、最高級上質紙など
- 軽量コート紙
- NewsPaper:新聞
- Web Coated:オフセット輪転印刷
ドットゲイン
- ドットゲインとは、網点(あみてん)が予想以上に大きくなり、濃く印刷されてしまう現象。
- 印刷物は網点で表現されている。
- 用紙によって、インキのにじみやすさが異なる。(新聞紙や上質紙では網点が大きくなる)
- カラー設定ダイアログボックスの「グレー(G)」で、ドットゲインをシミュレートできる(プレビューのオン、オフ)
キャリブレーション(calibration)
- デバイスは経年などにより、正確な色を表現できなくなるので、定期的にキャリブレーションを行う必要がある。
- デバイスが正確な色が表現できなくなる:デバイスに付属しているICCプロファイルとの誤差が生じてくる
- キャリブレーション:経年などによる変化を補正すること
- 参考サイト:プリンターのキャリブレーション、モニターのキャリブレーション
画像解像度
ビットマップとベクトルデータ
- ビットマップデータ:
- Photoshopで扱うのは、ビットマップデータ(とベクトルデータ)
- ビットマップで画像を構成しているのは、ピクセル。
- ピクセルは、四角いマス目
- ピクセルは、ビットマップ画像の最小単位
- ピクセルごとに、異なる色を割り当てることができる
- ビットマップは、写真などの豊かな階調を表現するのに適している
- ベクトルデータ:
- Illustratorで扱うのは、ベクトルデータ(とビットマップデータ)
- ベクトル画像を構成しているのは、オブジェクト
- オブジェクトは、ベクトル画像の最小単位
- ベクトル画像は、オブジェクトの形状を「数値」であらわすので、拡大時しても画像が劣化しない
- 参考サイト:ベクターイメージ(ウィキペディア)
- Illustratorで扱うのは、ベクトルデータ(とビットマップデータ)
画像解像度
- 画像解像度:
- 画像解像度とは、画像のきめ細かさ。
- 1インチ(約2.5センチ)に何個のピクセルが並ぶか。単位は、ppi(pixcel/inch)。ピクセル・パー・インチ
- 画像解像度が高いほど・・・1つのピクセルが小さい。きめ細かい。データサイズが大きい
- 画像解像度の設定:イメージメニュー→画像解像度→画像解像度ダイアログボックス
- 画像の再サンプルをオフ: ピクセル数を固定
- 解像度を2倍にすると、ドキュメントの幅と高さが2分の1になり、面積が4分の1になる
- ドキュメントの幅と高さを2倍にすると、解像度は2分の1になる
- 画像の再サンプルをオン: 幅と高さ、もしくは、解像度を固定
- 解像度を2倍にすると、(ドキュメントのサイズ-幅と高さは固定され)、ピクセル数(幅と高さ)は2倍になる
- ドキュメントの幅さを2倍にすると、(解像度は固定され)、ピクセル数(幅)は2倍になる
- ピクセル数(幅)を2倍にすると、(解像度は固定され)、ドキュメントのサイズ(幅)が2倍になる
- 画像の再サンプルをオフ: ピクセル数を固定
スクリーン線数と解像度
- スクリーン線数:line/inch(lpi)、出力線数、網点(あみてん)の細かさ。
- スクリーン線数を高くすれば、網点が細かくなり、精度が上がる。
- 網点を細かくしすぎれば、インキのにじみで画像がつぶれる。(ドットゲイン)
- スクリーン線数の目安
- 新聞 60~80線
- 上質紙 100~150線
- コート紙(カタログ、カレンダーなど) 150~200線
- スクリーン線数の設定
- 画面解像度ダイアログボックス→自動設定→自動解像度設定ダイアログボックス→スクリーン線数
- スクリーン線数と画像解像度
- カラー印刷の場合(目安):画像解像度は、スクリーン線数の2倍程度
- 問題例:3cm×4cmの画像をスキャンし、75lpiのプリンタで、6cm×8cmnのサイズで出力する場合に、スキャナーの解像度はいくつに設定すればよいか?
- プリンタのスクリーン線数(75lpi)×2倍=画像解像度の目安(150ppi)
- 画像解像度(150ppi)×(出力画像の幅(6cm)/元画像の幅(3cm))=必要なスキャン解像度(300ppi)
- 答え:300ppi
印刷の基礎知識
色分解 (カラーモードの変換)
- デジタルカメラで撮影した画像はRGBカラーモード。
- Photoshopでの画像編集は、一般的に、RGBかLabカラーモードで行う。
- 印刷するために、カラーモードをCMYKに変換する必要がある。(色分解)
- カラーモードは、それぞれ異なる色域を持つため、まったく同じ色に変換することはできない。
- 何回も色分解を繰り返すと、画質が劣化するので、色分解は最後に一度だけ行う。
- Photoshopには、色分解をシミュレートする機能※があるので、活用すべし。
- ※ 色の校正や色域外警告など。
色の校正
- 表示メニュー→校正設定→作業用CMYKを選択し、かつ、色の校正にチェックをいれると、タイトルバーに、(RGB/8/CMYK)と表示される。
- 画質を維持したまま、変換後の色を確認できる。
色域外警告
- 表示メニュー→色域外警告にチェックを入れると、CMYKで表現できない色域がグレーで表示される。
プリントダイアログボックス
- トンボ:印刷後の用紙を、仕上がりサイズに断裁するための目印
- コーナートンボ(角トンボ):四隅
- 内トンボ:仕上がりサイズ
- 外トンボ:塗り足し領域
- 外トンボと内トンボの間隔:通常、3mmに設定(Photoshopでは設定できない?)
- センタートンボ:天地左右の中央
- コーナートンボ(角トンボ):四隅
- トンボの線幅:0.1mmもしくは0.3ptに設定(枠線ボタン?)
- 多色版:すべての版にトンボを印刷し、センタートンボを目安に位置を合わせる。
単位
- ミリメートル、センチメートル:
- ポイント(pt):
- 文字やオブジェクトのサイズなどで使用
- (定義が複数あるが)ポイントスクリプトに合わせた、DTPポイントが一般的
- DTPポイントは、72point/inch、10point≒3.5mm
- 級(Q)(quarter):
- 日本独自の単位。文字サイズ。1級は0.25mm (1mmの4分の1)
- 紙のサイズ(mm)に合わせた文字組の計算などに利用される
- インチ(inch):2.54センチメートル。ヨーロッパやアメリカで使用される。
誤差によりずれるため、単位を混在して使用しない。
- dpi(dot per inch):
- スキャナーやプリンターの性能を表す単位で、画像を入出力する際に使用
- スキャナーの性能:1インチあたり何ドットの密度でピクセルを作れるか、作るか
- プリンターの性能:どのくらいのドット密度でプリントできるか、プリントするか
- (解像度=ppiと考え方は同じ。解像度にどこまで機械が追いつけるか)
- スキャナーやプリンターの性能を表す単位で、画像を入出力する際に使用
- ppi(pixel per inch):
- 画像解像度
- 一般的な目安
- オフセット印刷では、200~300ppi程度(スクリーン線数と解像度を参照)
- スクリーン解像度は、Windowsで96ppi、Macで72ppi
- lpi(line per inch):
- オフセット印刷時の、1インチあたりの網点(あみてん)のドット数。スクリーン線数とも呼ばれる。
フォント
- ビットマップフォント
- 単色ドットの組み合わせで文字を表現。右図参照
- アウトラインフォント
- 形状を計算で表現。拡大しても美しい
- 以下(OpenTupe、TrueType、PostScript)はいずれもアウトラインフォント
OpenType:
- TrueTypeとPostscriptの次世代フォント
- TrueType系:拡張子が.ttf
- PostScript系:拡張子が.otf
- AdobeとMicrosoftが開発
- 文字種が豊富:
- Std:9,300字
- Pro:15,000字
- 異体字の切り替え:対応ソフト(Illustratorなど)で、異体字(意味が同じで字形が異なる文字。芸と藝など)を切り替えて使うことができる
- クロスプラットフォーム:Windows、MacOSの両方で使える
- ダイナミックダウンロード:プリンタフォントが不要。(PostScriptフォントは、プリンタにフォントをインストールする必要がある)
- (Photoshopユーザーに)おなじみのフォント:小塚ゴシック、小塚明朝(Adobe製品にバンドル)
PostScript
- Adobeが開発
- OpenTypeが登場する以前は、DTPの標準的なフォーマットとして、プロの現場で使用
- 出力が高速で、高品質
- 種類:欧文用のType1、日本語用のCIDなど
- (参考に-Wikipediaより)PostScript:プログラミング言語。1985年にアップルコンピュータのプリンターに採用された。プリンターでありながら計算能力を持ち、それ自身がページを生成した。当時コンピューター・プリンター間の通信速度の遅さが印刷のネックだった。しかし、プリンター自身にプログラミング言語を実行させるという大胆な発想により、一気に問題は解決された。品質が劣るとされてきた電子印刷が、一気に商業印刷のレベルでも使われるようになり、DTPが普及するきっかけとなった。
(パソコン側にドライバが不要)
後に印刷以外の用途でも使われるようになった。
PostScriptプリンター(PSプリンター)は価格が数十万~百万円以上と高額。DTP用途に限られる。
(右図)Wikipediaに書かれていたサンプルプログラムをIllustratorで開いてみたところ。長方形と文字列が表示された。
TrueType
- AppleとMicrosoftが開発
- 代表的なフォント:MSゴシック、MS明朝、Arial、Times New Romanなど
ラスタライズ
- ラスタライズ:ベクトルからビットマップ画像に変換すること。(レイヤーメニュー→ラスタライズ→テキスト)
- 相手先のコンピュータにフォントがない場合は、ラスタライズしておく
- ラスタライズ後は、テキストとして編集できない
Web用画像の作成
ファイル形式
- JPEG:Joint Photographic Experts Group
- フルカラーをサポート
- 写真など色数の多い画像に向く
- ほとんどデジカメが、静止画でこの形式を採用
- 圧縮率を上げ、サイズを小さくすることができるが、ノイズが発生する
- GIF:Graphics Interchange Format
- 最大256色
- イラストなど色数の少ない画像に向く
- 減色による色の変化は、ディザ処理で軽減
- 特定の1色を透明化し、背景を透過表示することができる
- PNG:Portable Network Graphics
- フルカラー、アルファチャンネルをサポート
- アルファチャンネル:色表現のチャンネルとは別の、補助データ。一般には不透明度を表現する
- 高機能高品質
- デバイスやブラウザによって表示できない(比較的新しいファイルフォーマットなため)
- (JEPGやPNGと比べ) データサイズが大きくなるため、アルファチャンネルを必要とする場合に使用される
- フルカラー、アルファチャンネルをサポート
Web用画像のプロファイル
- Web用画像を書き出す:ファイルメニュー→Webおよびデバイス用に保存
- Webおよびデバイス用に保存ダイアログボックス:
- ファイル形式の選択
- 最適化
- カラープロファイルの埋め込み(JPEG)
- Web用JPEG:sRGBを埋め込む
- 埋め込みなし:sRGBとして扱われる(Windowsの場合)
- [カラープロファイルの埋め込み]をON:現在の作業用プロファイルを埋め込む
- [sRGBに変換]をON:(作業用プロファイルが何であれ)sRGBに変換して埋め込む
- Web用画像編集時のカラー設定は、sRGBに。(多くのパソコンやモニタでデフォルトの色空間としているため)
Webセーフカラー:
- Webセーフカラー: Windowsのシステムカラー(256色)とMacのシステムカラー(256色)の、共通の色(216色)
- 従来は、Webセーフカラーを使用するのが望ましいとされていたが、今は気にしなくてよい
Photoshopの知識
DTPで利用されるファイル形式
PSD、PDD
- 作業中のデータのほぼすべての情報を保存できる。
- 互換性を優先をONにして保存すると、下位バージョンでドキュメントを使用するためのデータが保存され、互換性を保つことはできるが、ファイルサイズが大きくなる。
- EPS
- クリッピングパス、プレビュー画像を保存できる
- 低解像度のプレビュー画像をレイアウトソフトにプレビューで表示させることで、画像を軽快に扱うことができる
- PostScriptをベースとしている
- (PostSprictプリンタで印刷するときは、EPSで保存)
- DTPで標準的に利用されている
- クリッピングパス、プレビュー画像を保存できる
- TIFF
- アルファチャンネル、レイヤー、クリッピングパスを保存できる
- 多くのグラフィックソフトやレイアウトソフトで利用されている
- PDF
- 作成時のレイアウトを崩さない
- プラットフォームを問わない
- 電子文書用
- 印刷物の入稿データとして利用できる(PDF/X規格で保存)
- 保存する際に、
- ビッグドキュメント形式パス
- 2GB以上、(幅、高さが)30,000~300,000pixelの画像をサポート
- CS以降のバージョン
- BMP、Gif、PNGなど
Camera Raw
- Camera Raw:デジタルカメラで、センサーが捉えたままの情報を、圧縮や補正を加えずに記録
- 一般の安価なデジカメではRawデータを扱うことはできない
- Raw=生(なま)、〈ものが〉原料のままの、未加工の
- 未処理のRawデータをPhotoshopで補正することで、より高品質な画像を得ることができる
- 現像:Rawデータを補正して出力すること
- Camera Rawダイアログボックス:ホワイトバランス、色調範囲、コントラスト、彩度、シャープネスなどを調整
画像補間方式
画像補完方式:画像の拡大、縮小などの際、ピクセルとピクセルの間にどのような補間をするか
編集メニュー→環境設定→一般で、補完方式を変更することができる
- ニアレストネイバー法:(一番近いおとなりさん)
- 隣接するピクセルの色で補間する方式
- もっともシンプルで高速
- ギザギザなシャギーがめだつため、特殊な用途以外は使用しない
- バイリニア法:(2つの直線)
- 上下左右4つのピクセルの色で補間する方式
- バイキュービックより早く、ニレストネイバーよりきれい
- バイキュービック法:(2つの立方体)
- 周囲16ピクセルの色で補間する方式
- もっとも自然に見えるが、処理に時間がかかる
Photoshopのパフォーマンスの向上
- メモリ容量:使用可能なRAM容量を設定
- 編集メニュー→環境設定→パフォーマンス→メモリの使用状況
- (たとえばフィルターの処理で)メモリ不足が生じるような場合に増やす
- 大きく設定:Photoshopのパフォーマンスが向上
- 小さく設定:
- キャッシュレベル
- 編集メニュー→環境設定→パフォーマンス→ヒストリー&キャッシュ
- 1(無効)~8(最大)
- 小さい:ファイルサイズの小さい画像を編集する際に、パフォーマンスが向上
- 大きい:ファイルサイズの大きい画像を編集する際に、パフォーマンスが向上(再描画速度がアップ)
- ヒストリー数
- 仮想記憶ディスク
- 編集メニュー→環境設定→パフォーマンス→仮想記憶ディスク→ドライブを指定
- コンピュータに実装されているメインメモリが不足したときに、ピンチヒッターとしてハードディスクドライブを使用
非破壊編集
- 調整レイヤー、塗りつぶしレイヤー
- レイヤースタイル
- スマートオブジェクト
- スマートオブジェクト:元画像を維持したまま、拡大、縮小、回転を適用できる
- スマートフィルター:スマートオブジェクトに適用されたフィルター
マスク
- レイヤーマスク
- ベクトルマスク
- フィルターマスク:スマートオブジェクトレイヤー上のスマートフィルターの効果をマスク(右図参照)
その他
- レイヤーの不透明度と塗り
- 不透明度:レイヤースタイルや描画モードも含めて、不透明度が適用される
- 塗り:レイヤースタイルや描画モードには、不透明度が適用されない
問題集の実技問題を復習
DTPで利用されるファイル形式・・・見直し
マスク
- レイヤーマスク
- アルファチャンネルマスク:
- チャンネルパネル→新規チャンネルを作成→?
- ベクトルマスク
- クリッピングマスク
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