からたちの花 for nursery rhyme contest
2011年12月25日
12月23日のクリスマスコンサートで、「からたちの花」を歌いました。
技術的な課題を多く残したままでしたが、「下手でもいいから心をこめて伝えよう」
と。聴いていただけたらうれしいです。(感謝)
日本語は歌うのが難しいと言われていますが、聴く人にとってはイタリア語やドイツ語を聞くよりはずっと分かりやすくてありがたいものです。言葉が届きやすいのだから、それが伝わることを感じれば良いのだと思います。
お客様との間に温かい空気が流れるといいね。
(前日、おじけづいていた私への)メッセージ from my syster
2011年夏
童謡コンクール落選の通知が届きました。
修行中の身でありながら、増してや、よりによってこの曲で応募しようなんて、300年早いです。
2011年1月21日
きょうはお歌のレッスン。
童謡コンクールに向けて「からたちの花」を練習しています。
北原白秋と山田耕筰が織りなす名作です。
(2011.6.20~ Jasrac許諾番号 J110517866)
むずかしいうたです。
「脱アラレちゃん」を合言葉に、がんばります。
詩を語る。
ことばの意味を先生と一緒に考える。
からたちの花は、北原白秋にとって何だろう?
北原白秋はからたちの垣根のある道を、いつも、いつも(「い」でテヌート)通っていた。
テヌートの部分は、訴えたいところなのです、ていねいに。
北原白秋の思い出とからたちの垣根は、どうリンクするのだろう。
からたちのまあるい実。北原白秋はどのような思い入れがあるのだろう。
まろいまろい。
この歌の中で、唯一のフォルテが、ここに入る。
唯一のフォルテ。でもすぐにピアノ。
繊細に。繊細に。
たま、という言葉で、クレッシェンド、デクレッシェンド。
まぁるいたま。まぁるい。まぁるい。
なぜからたちのそばで泣いたのだろう。
みんなみんな、とは、からたちのこと。
みんなみんなやさしかった。
よ。
よ、を、ていねいに。(や、にならないように。わたしのクセ)
お腹をキープ。呼吸をコントロール。高く、高く、どこまでも高く。
***
2011.6.20。お歌の先生へのお手紙。
いかがお過ごしでしょうか。
お見舞いに行きたいです。行ってもいいでしょうか。
わたしは童謡コンクールの締切がきょうなので、録音し、送りました。
難しい曲です。
からたちの花。
音が高いせいで、難易度がさらにさらに上がります。
咲いたよ。
うれしいうれしい。
とてもうれしいよ。
青いとげ。
痛い。
何が痛かったのだろう。
何があったのだろう。
やさしかったね。
みんなみんな。
そうだね。
やさしかった。
咲いたよ。
咲いたよ。
大好きな花。
そんな思いを出せたら・・・出せたらと思うのに、技術がいたらなくて、つらいです。
しかもアカペラ。大爆笑。
でも、わたしには誇れる心臓の剛毛があるのです。
今回も先生に途中までお導きいただき、すてきな歌曲を送ることができてうれしかったです。
ありがとうございます。
先生、ゆっくりじっくり焦らずに。
焦りは禁物。
安静が大事です。
先生は回復に向かわれて、
7月から小さいお子さんのレッスンを再開できそうとのこと。
よかった!
こげんもん見つけました。
ttp://www.maboroshi-ch.com/edu/ext_59.htm
オラにとってのからたちの花のイメージは、お金持ちが家や畑を荒らされないために植えた
見た目は美しいけど、ちょっと意地の悪い樹というカンジでしょうか。
福岡にひとり旅、したくなってしまったなぁ。北原白秋を訪ねて、の旅。
意地の悪い樹。そう。トゲがチクチク。
チクチク。でもやさしい。
なんでもそう。チクチクするときもあるし、やさしいときもある。一面だけではない。みんなそう。
ピアニッシモで、繊細に。
何が伝えられるだろう。どこまで伝えられるだろう。
まだまだわたしの音楽の旅ははじまったばかり。
十分の一、伝えられたらうれしい。
補足というか、漠然とした捕らえ方ですが、
学童疎開で親元から離れた子供が、ふるさとや家族を想い
母親に抱かれるような気持ちでからたちに寄り添ったのでは?と考えています。
畑の周りにからたちを植えるということは、人通りが少なく無用心であるからです。
おそらく夜は街灯もつかないような場所でありましょう。
(そもそも空襲を避けるため、夜は暗いままかも知れませんが)
そのような場所でないと、独りになれず、預けられ先で泣いたり
預けられ先の子供と同じように、親に甘えることが叶わなかったため
からたちあるの場所で、孤独な自分を解放したと思われます。
かめきっちゃん
コメント、反映されていました。ありがとうございます。
コメントいただくのは、うれしいものですなぁ。
バックボーン。
いろいろな方から諸説、お聞きしております。
たとえばお歌の先生からは、
「からたちの垣根には好きな人が住んでいたから、足早に通り過ぎるという説もあるのよ」
と。そこは”足早に”歌う(in fretta un poco)のです。
疎開中うんぬん。
クリスマスコンサートの前に聞いていたら、
歌いながら泣いてしまったことでしょう。