狭山元気大学24年度ビリヤード指導者養成コース vol.7
第1回(須藤)、第2回(須藤)、第3回(須藤)、第4回(須藤)、第6回(高平)、第7回(梶谷・李)、第8回(須藤)、第9回(須藤)、第10回(長矢)、第14回(須藤)、第15回(須藤)、第16回(須藤)、第18回(須藤)
- 更新:2012.11.25(記事「布を使った練習」に動画を追加)
第7回 講師:須藤路久氏
水先案内人として、以下、3つの情報を伝えよう
以下の3つが基本。これらが正しく伝えられれば十分。(残りは角度のある玉の狙い方だけ)
キューの握り方(グリップ)
- バランスから10センチ下と書かれている本が多いが、実際は背の高さや状況によって変化するのでナンセンス。
- 構えて、キューをボールに近づけたときに、おへその横で握る。身体に対していつも同じ場所を持つ。
- 軽く握る。
キューの支え方(ブリッジ)
- スタンダードブリッジとオープンブリッジのふたつを覚えておけば、ほぼ対応できる。
参照:構え方
- スタンダードブリッジ
- 大事なのは人差指と親指をしっかりつけること。離れている人がいるが、それはダメ。
- つけ根にしっかり押しつける。
- 1.と2.で、キューは支えられる。
オープンブリッジ
- 手のひらを台に乗せ、親指を人差指の上に置く
- 親指と人差指の間のくぼみにキューを乗せる
眼の使い方(ビジョン・システム vision system)
目の位置
- 玉を見るのではなく、キューの方向を見る
- キューが、的玉とポケットを結んだライン(の延長線上)に向いているかどうか
- ずれていると思ったら、立って、足の位置から正す
- 正しい構えになるまで、しつこいくらいに直させる。「キューの方向を見てごらん」と伝える
- タイミング
- すぶりをするときに、「この衝点(どうてん)を、この方向へ、このスピードで」と、リハーサルをする。
- 的玉を見てから引いて、的玉を見ながらつく。手玉に視線を戻さない。
- インパクトしたエリアの写真を、目(カメラ)はとらえているか。(多くの人は、ポケットの写真を撮ってしまう)
- 打つのではなく、押し出すイメージ。衝線(どうせん)。
- 「イ~(押して)(ここで的玉の写真を1枚)、
ア~(引いて)(的玉の写真を1枚)、
ウゥ~ウ(押し出す)(的玉の写真3枚目を撮影)」 - インパクトの瞬間に的玉の写真が撮れたかどうかは、判別できる。
500分の1秒、ちらっと見てしまうのは(目を見ても)わからないが、頭の動きは目の動きを大きく反映する。- うなずいてしまうのは、手玉を見てしまったのが原因。
- 左右に動いたら、ポケットを見てしまったのが原因。
- カキンと打ち上げてしまったら、95%は、目が高速移動していたのが原因。
- 参照:ストローク
布を使った練習
- 帯状の布を2枚、用意する。
- ポケットに向けると見てしまうので、わざとポケットからはずして置く。
- 帯の端に的玉の端を合わせて置く。
- 手玉を別の帯の中央に乗せる。
- 「的玉の真後ろはどこですか?」と尋ね、手玉の帯を動かして、どういう向きが正しいのか考えさせる。
- 構えてもらい、厚いか、薄いか、考えさせる。
- 正解を見せてあげる。
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