狭山元気大学24年度ビリヤード指導者養成コース vol.14
第1回(須藤)、第2回(須藤)、第3回(須藤)、第4回(須藤)、第6回(高平)、第7回(梶谷・李)、第8回(須藤)、第9回(須藤)、第10回(長矢)、第14回(須藤)、第15回(須藤)、第16回(須藤)、第18回(須藤)
第14回 講師:須藤路久氏
押し玉、ストップショット、引き玉
1番をポケットするとき、次につく2番、3番・・・と、先の手を念頭に入れる。
2番、3番は、今、どこにあるのか。手玉がどう動けば、次の的玉をポケットに入れやすいか。
- 押し玉・・・手玉が的玉に当たり、そのまま前進する
- ストップショット・・・手玉が的玉に当たり、当たった位置で止まる
- 引き玉・・・手玉が的玉に当たり、そこから戻ってくる
押し玉
- 手玉の中央から上をつく
- ブリッジ:中指を少し高く
- 身体を低くすることで自然にキューが上がる
- ラシャとの摩擦があるため、ど真ん中をついても、手玉は「押し玉」になる
ストップショット
- 手玉の少し下をつく
- 的玉までの距離が長ければ(=摩擦を受ける時間が長ければ)、より強く、より下方をつく(=逆回転を強くかける)
- 手玉は、逆回転滑走 → 無回転滑走 → 前進回転滑走、と変化していく。無回転滑走時のタイミングで的玉と当たることで、手玉が止まる
- タップのわずか4分の1の差で、大きく引けたり止まったりする。経験するしかない。
引き玉
- 手玉のできるだけ下をつく(中指の厚みの高さくらい)
- ブリッジをつぶす(指を寝かせる、もしくは、中指を折る)
- 注意点
- ストロークを、水平に
- ストロークを、早く、強く。弱いとラシャの摩擦に負ける=逆回転しない=戻らない。(スピードの「さじ加減」が大事)
- つく位置が高いと、ラシャの摩擦に負ける=逆回転しない=戻らない
- つく位置が低すぎると、「コンッ!」と突き上げてしまう。重心より下をついて玉がはねるのは、ファール。ジャンプショットとは違う。
- チョークをその都度しっかりつける。引き玉ではタップの角を使うのでチョークが減りやすいため。
- 真正面でつくと、戻ってきた手玉がキューに当たって二度づきファールになるため、角度をつけてつく
- ストローク(リズム)
- シュッシュッ、シュッシュッ(「串をおだんごのココらへんで水平に突き抜くぞ!」と、イメージ練習をしながら)
- デーッ(的玉を見たままテイクバック)
- シュッ(的玉を見たまま)(玉1個分くらいキューの先端が出るくらいのストロークの長さで)(早く強く)(テイクバックせずにその位置で止める)
引き玉、押し玉のゲーム
ひととおり練習をしたあと、最後の1時間くらいを使ってみんなで競うゲームが楽しみ。その日の復習を兼ねた内容です。
- 台に玉を15個ばらまく
- 「X番を引き玉で入れます!」「X番を押し玉で入れます!」などと宣言してつく
- どの番号から入れてもよい
- 入ろうが入るまいが、1ショットで次の人と交代
ジャンプショットとファールの違い
- 玉を上から石にたたきつけてはねさせるのがジャンプショット。
- 重心より下をついて玉がはねるのはファール。
- ただし、玉がはねてしまう原因のほとんどは、目が高速移動してしまっているため
キューについて
キューの見分け方
- キューを寝かせて転がしてみる。
- ガッタンガッタン動くのは、かなり曲がっている。
- アダムジャパンのキュー
- 狭山で作られたキューは、なめらかに転がる。狭山はオーダー生産のみ。高級品しか作らない。
- 中国工場で作られたキューは、少しカタカタするが、許容範囲内。問題なし。
キューのそろえ方
- プレイキューは、1バット、2シャフト。(シャフトはタップが取れてしまった場合の予備)
- 機能は7(シャフト)対3(バット)。ただし、バットがよければ、シャフトの性能を100%引き出してくれる
- ハギのキューは、経年で曲がりにくい。また、ついたときの振動が(ストレートキューと比較して)中央に集中するため、安定している
- ブレイクキューは、ラックシートができて、それほど力を入れなくても入るようになった。ゆえに、なくてもよい
- ジャンプキューは、なければないなりに、クッションさせるなど、対応できる場合も多い
教室のキュー(6本)
- 中国のアダムジャパンで作られたキューで、8,000円くらいのものだが、練習に使うには十分できばえがよい
特別販売(アダムジャパンと須藤先生のご好意による、受講生割引:定価の75%)
- ハギのキュー 48,700円(定価)が、特別価格で、36,525円
- ストレートキュー 35,400円(定価)が、特別価格で、26,500円
- ケース 5,000(定価)が、特別価格で、3,750円
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