アイツはパパか?
「アイツはわたしのパパなのだろうか」
と時々錯覚する。
アイツとは、次男だ。
麦茶を冷蔵庫で冷やしておくための容器を買ってきて、
「600円です」
と、次男がレシートを持ってきた。
「高っ」
と言ったところ、
「”600円!”と思いながら、冷蔵庫から出しましょうね」
と次男。
そうなのだ。わたしったらば、
保冷器に2リットルも麦茶が入っていると、
水がゆれるし、持ちにくいし、水滴でぬめるし・・・。
(すまん、言い訳だ)
去年1個落として壊し、
今年になってまた1個落として割った。
(床が水浸し・・・)
わたしが割った保冷器はいずれも、
店で選んで買ってきたのが次男なものだから、
(請求はわたしに来るけどね)
「今後気をつけます」
とわびた。
「だいじょうぶですよ。また買ってくればいいんですから^^」
と次男。(余裕の貫禄・・・)
そして3個目は600円、というわけだ。
次男はオラにクギを挿す。
「前(の安物の保冷器)より丈夫だと思うけど、だからと言って、
落としても壊れないということではありませんからね」
はいはい。ごもっとも。すまんことです。気をつけます。
親のメンツをつぶさぬよう、出過ぎぬよう、
彼なりに配慮はしておるものの、
アレは、どうやらパパなのだ。
前世でオラのパパだったかもな、トホホなオラだ。
迷える娘に優しくしてくれるだけ、いいパパだと思う。(笑)
つっこみが完璧なかめきっちゃんだw
***
やさしいばかりのハズもなく、
「この前にお願いしましたよね。(なぜ守れてないんですか)」
と言っているときの目が、コワイw
ヤク〇の幹部になれそうよ、その貫禄は。
以前は度を超すこともあり、
「ちょっと待て。そこに座りな。今のは目上の人に対するものの言い方じゃないよ」
と諭す必要のある場面も多々あったっけ。
***
目上の人を袋小路に追い詰めて、責め立ててはいけないよ。
「自分の記憶によると、〇〇ではなかったでしょうか?」
というような聞き方で、逃げ道を作ってあげなさい。
それは目上の人に限らず言えることで、わたしもこの前君に
「〇〇をどうしてちゃんとしないのよ」
と言ったとき、君は
「(僕はしている)決めつけはいけない」
と猛反撃したよね。
わたしはそのことを反省しています。悪かったね。
(※ ここらへんが彼にとってわかりやすいたとえであってくれたみたいで、やれやれ)