黒木瞳の失楽園。
はじめて見た。

テレビ版は少し見たことがあり、
「古谷一行さんはあかんな」(何がじゃ)と、思った。
(ごめんなさい)

役所広司 vs 黒木瞳 は、まる。
(だから何がじゃ)

ていねいに心をこめて作られた作品で、
素直に感情移入できた、(わたしの場合は、ね)。

さまざまな登場人物に・・・
その妻、その夫、その娘、その母など、
それぞれの想いに心がかき揺れた。

主人公ふたりの行為は、
周りに大きな傷を負わせたのは確かで、
多くの大切なものを失ったのも事実で、
いいか悪いかとなると
悪い。
許されざること。

物語の結末が
傷を負った者たちにどのような心の変化をもたらすのか、
それはわからない。
心に区切りをつけることができるのか、
それともさらなる傷を負うのか、
どちらの場合もありえるだろう。

そうした結末を選んだことについて、
そのふたりにだけ、焦点を当てたなら、
共感できるし、ありかもしれない、と感じた。
映画の中のふたりを、
見守り続けた者としては、
その結末しかないだろう、とも感じた。

美しく、そして、悲しい、
音楽・・・、映像・・・、ふたり・・・、結末。

だまされそうになるが、
現実は美しくないし、
叙情あふれるごとき悲しみもまた、ないのであろう。
これは、渡辺淳一ワールドなのだ。
現実ではない。

しばし、映画の余韻にひたりたい。
ひとりでお酒を飲み、
ワールドに浸かって泣くのもいい。

それこそ映画の醍醐味さ。

DVDを借りた経緯

話せば長いことながら、 
生徒さんご希望の鳥羽一郎のシングルを、
生徒さんがクレジットカードをお持ちでなかったため、
代理でネット購入し、
(シングル曲ダウンロードの料金は210円)、

その際、会員になり、
会員になると8枚まで、
無料お試しレンタルができるということで・・・。

何にしようかしら?
と、いくつか選んだ中のひとつがこれ。
そのほかは、
「綾小路きみまろ」、「ダヴィンチ・コード」、八神純子のアルバム(CD)など。

「綾小路きみまろ」が2枚(2枚!)、最初に届いた。
たっぷり楽しめたよん。
涙流して大笑い。

見終わって返すと、次が来る仕組みなのだが、
2番目に届いたのが、「失楽園」というわけ。

スーパーヒッキーなわたしには、
ネットで借りられるのはうれしいわ。

テレビコマーシャルをしている、
「ポ~ス~トに返却っ」 は、夫に頼めるの。えへ。

追記・寒椿

実は、失楽園と一緒に届いたのが、「寒椿」。
「失楽園」にせよ「寒椿」にせよ、
作品としてていねいに作られているものは見ることができます。

最初から最後まで、ヒーヒー叫んでいるようなビデオは、
正直、頼まれても見たくないっす。

「寒椿」は、一度、見たことがあるのですが、
筋を忘れており、
見終わって30分たっても、動悸が治まらないです。

ったく、はらはらさせてくれるぜ。

そして、この、
心と身体に鉛が入ったような気分。
しばらく浸っていることになりそうです。

そういえば、
何年か前、西田敏行が夢、夜見る夢、ね、に出てきて、
わたしが彼にベタ惚れ、という設定でした。
この映画の記憶が、潜在意識にあったのかもしれません。

それほどに、
ととさま(西田敏行)、かっこよすぎ。