「(うるさいから)禁止!」と言われ、家族のいないときを狙って練習する日々。
歓迎されないオラの歌。だってジャイアン・リサイタルだも~ん。

それが、お歌のレッスンのときはどう?
「ずいぶんよくなったわね~」と、ほめていただける。
「その高い音のその上に、さらに空間があると想像してみて!」
と、ご指導いただける。なんてすてきな時間だろう。

そして、さらにクリスマスコンサートのときはどう?
そのとき限りは、毎年、奇跡のよう。
あたたかい応援の中、わたしは数分のプリマドンナになる。

大人はもちろん、小さなお子さんたちも、身を乗り出して歌に惹きこまれる。
わたしはプチ・ムゼッタだった。
言い聞かせたよ。わたしはムゼッタ。ムゼッタ。世界で一番美しいの、と。

練習時、
「次はこういうふうに!」
と課題(難題)を次々に提示する先生も、本番前は、
「ムゼッタになりきって堂々と歌えばいいのよ、だいじょうぶ!」
と満面の笑顔。
大船に乗って歌えばいい。反省点は<<<多々>>>あれど、
それでも先生は必ず、
「よかったわよ!」
とだけ、言ってくださるから。

同士のみなさん(ピアノの方、歌の方)も、毎年12月23日に会っていて、すっかり仲良し。
お歌の先生、ピアノの先生を囲んでの打ち上げパーティは盛り上がる。
わたしはまだ少し、ムゼッタのつもり。
「オーホホホホ、ガハハハ・・・」
素に戻る。えへ。

「高音が(少し)出るようになったね」
と、おほめの言葉。
先生、ご指導ありがとうございます。
11月の外勤業務もありがたかった。車の中で、滑舌の練習がたくさんできた。

年々進化していく。
100点満点で5点-10点-15点。
それでもいい。
いろいろな面で進化していく。
超スーパーデラックス馬鹿からスタートすれば、進化が楽しい。
毎日が楽しい。

ムゼッタが歌えて、とても楽しかった。


よかったら松石の歌を聴いてやってくださいませ。
曲名:『わたしが町を歩く時』Puccini – La Boheme “Quando me’n vo”
2010年12月、埼玉県武蔵ホール、内山音楽教室 クリスマスコンサート、伴奏:河中明子先生(Bechstein)
著作権:許可をいただいております。みなさまありがとうございます。