年賀状がなかなか作れない。
合格点を出さない自分と何十年もつきあっているから、気が重い。

終わると肩の荷がおりる。
タイシタコトはしないくせにな。

失った人間関係を確認する作業かのように感じられて、
年賀状が怖かった時期もある。

陽をカーテンで遮り、電気を消し、電話のモジュラージャックを抜き、
チャイムが鳴っても耳をふさぎ、
泣きながら過ごしていた、そんな時期だった。
何カ月も玄関から一歩も出ない、なんてことが日常だった。

「年賀状コワイから、隠して!」
と夫に頼んだきり、せっかくいただいた年賀状はどこへ行ったやら。
(紛失したらしい)

心が怪我をしていたとはいえ、まことに申し訳ないと思う。

ここ最近は、心臓の剛毛の育成も順調であり、
「マツイシが来ると、元気のオーラで場が満たされる」
と、うれしい言葉をたまわる。

ではあっても、
やはり年賀状の重圧は軽減しない。
剛毛が不足かね。