吉田兼好 by落とし水 (顔周りをペイントで修正)「まかりませんか?」
とある人から言われた。
「事務手数料を値下げしてほしい」という話だった。


もっと安く請けてくれるところがあること、
そして、わたしの仕事の落ち度を引き合いに、
「まかりませんか?」
と、一方的な言い分だった。

ガックリきた。

値切られるのは百歩ゆずって、いたしかたないとする。
しかし値切り方があかん。

同じ値切るにしても、言い方があるだろう。
バカ(オラ)とハサミは使いようだ。

値切るためには、重箱の隅をつついて、欠点をあげつらうのか?
「ネギル」ためには、
「誠心誠意、努力してくれているところを申し訳ないが」
などと「ネギラウ」言葉は禁句なのか?

「どうぞ安いところに頼んでください」
そう言うと
「それは困る」
と。

困る?
ならばなぜ、それを言う?

日にちをあらためて、
「値下げの要望はわかりました。
しかし、あまりの言い方ではないですか」
そう伝えたところ、
「あのあと反省していた。
言い訳になるけれど、あのときいろいろあって。
感謝してる気持ちが伝わっていると思った」
とのこと。

伝わらんがな。
エスパーじゃないけ。
(以上2010年7月推敲)

「まかりませんか?」
と言われたとき。

「その程度の仕事でこの値段なわけ?」
という意味なのか
「いい仕事をしていただいているのに、たくさん払えなくて申し訳ありませんね」
という意味なのか。

えらい違いである。

「仕事の落ち度の例」や、
「もっと安いところの例」
などを、引き合いに出す場合は、
前者の意味である。

ガックリくる。

「この仕事内容で、この価格とは、
わたしもまたずいぶんと勉強しているなぁ~」
と本気で思っていた場合は、
なおのこと、ガックリくる。
(処方のしようのない、うま鹿だ・・・)

「仕事内容」と一口に言ってもムズカシイ。
お客さまのニーズをきっちり満たしているかどうか。
そこが肝心なのだ。

求められていることが100%仕上がっていること。
肝心なのはそこ。

求められていないことに対しては、
どんなに心血注いだところで、
評価はされない。

わたしだってそうだ。
「この靴下の、この青い色を出すために・・・」
と言われてもねぇ。
「どうでもいいじゃん」
と思う部分には1円たりとも支払いたくない。

当然だ。
当然なのだ。
わかっているのだ。

わかっているのさ。

でも、
もう少し気持ちよく値切ってくれよと、
オイラは思う。

人は
決してお金だけではなく、
人情で、
モチベーションを高め、
ガシガシ働くことができるもの。

ネギラレルばかりで
ネギラワレルことがなかったら、
モチベーションはへなへなでっせ。

8月26日追記

言いたいことを伝えました。

かの方いわく、
# あのあと反省していた。
# 言い訳になるけれど、あのときいろいろ重なって。今もごたごただけれど。
# 今ごろ反省しているんだろうなぁと、わかってくれていると思った。

て、おいおい。

「わかりません!」
と申しました。

かの方いわく、
# 感謝してる気持ちが伝わっていると思った。

て、おいおい。

「伝わりません!」
と申しました。

言いたいことを存分に申し上げた上で
最後に、日ごろの感謝の気持ちを伝えましたところ、

「それはつまり、今後は無料でさせていただきますという流れになりますか?」

て、おいおい。

「(そうした流れには)なりません!!!」
(爆笑)

 ***

ところで、みなさま、
身近な方に
感謝やねぎらいの言葉をかけていらっしゃいますか?

心で思っただけでは、
エスパーじゃないんですから、
伝わるもんではありませんで。