昼食後、1時間くらいして、
尋常ではない腹痛。
片腹を、キリキリと刺すような痛みが襲ってきた。

映画館で夫と、「おくりびと」を見ている最中だ。

ラマーズ法の深呼吸で乗り切ろうとしたが、
痛みを散らしきれない。
「ふぅ~~、ふぅ~~」
と息を長く深く吐きながら、額に脂汗がにじんだ。

夫に
「ごめん。おなか痛い。また戻ってくるから」
と言い残してトイレへ。
映画どころではない。

トイレまでの道のりは10数メートル。
とてつもなく長く感じた。
廊下で一度、足の踏んばりがきかず、よろけて倒れた。

ここで死ぬのか・・・と、一瞬思った。

小林さん(:本木雅弘さん)のような納棺士に
心のこもった旅立ちの支度をしていただくのはいいな、
と、思った。(大げさ)

食べたものが胃から食道へと上がってくる気配があった。
「今ここでぶちまけるわけには!」
根性を出して、個室へ。

たどりつけたのだから、今思えば、大したことはなかったのだろう。
起き上がれないでいたら、誰かが救急車を呼んだことだろう。

トイレに備えつけられた小さなバケツに、
厚手のビニールがかけられていたので、拝借。(感謝)

10分くらい個室内で過ごしたろうか?
楽になった。
痛みと嘔吐感は去り、
危機が去ったこと、命に別条がないことを、全身で感じた。

「ビニール袋」を持ち帰るには及ばないと判断。
病院での診察を受けるのであれば、診断の一助となるが。

納棺士さんのお世話になるのは、まだ当分先でしょうな。

短い時間で体力を消耗しきったようで、
身体に力が入らなかった。
劇場に戻り、トイレに一番近い席に座った。
夫が後ろの席に来てくれた。

寒かったので、上着を着て、夫の上着も借りた。

入ったときは、あんなに暑く感じたのに。
話題の映画ということで、平日の昼だというのにほぼ満席で、
「人が多いと映画館、暑いね」
と話していたんだっけ。

映画の続きを、半分眠りながら、ぼんやりと聞いていた。
映画はすぐ終わった。
早い・・・ほとんど見ていない・・・あーあ。

支えてもらいながら帰り、
うちのフトンで少しうとうとした。
夜、おかゆと甘食(あましょく)を食べた。

まだだるい。

ベトナム料理ランチ

今年3回目の強制有給消化中(生産調整)”の夫と映画に行くにあたり、
せっかくだから映画の前にランチも一緒にということに。

映画館の近くに、ベトナム料理屋さんがあった。
ニャー・ヴェトナム というお店。

「ベトナム料理なんてめずらしいじゃん」
と意見が一致。
ランチだと、価格もリーズナブル!

違うセットを頼み、ふたりでつついた。
ビールで乾杯。昼間から~。

「豚挽肉のピリ辛フォー」が特に好き。
「小豆とココナッツミルクのチェー」もナイス。

おいしかった。
ベトナム料理ははじめてかな。

腹痛の原因

腹痛の原因は食中毒だったカモしれないけれど、
仮に食中毒だったとしても、ランチのせいとは限らない。
ほぼ同じものを食べたけれど、夫は無傷で、私も軽傷。
「証拠品」は持ち帰っていない。
訴える気も、訴えられる気もない。

ベトナム料理は不起訴。
ランチはおすすめ!
また行こう!

映画「おくりびと」

ということで、ほとんど見ていないのじゃ。

ただ、納棺士さんの所作だけは、
何度もくりかえされたので目に焼きついている。

チェロ奏者の小林(:本木雅弘さん)は、
まるでチェロを奏でるかのように、
死者をお見送りするのだなぁと、感じた。
ひとつひとつの動作が美しい。