生徒さんによって、みなさん価値観が異なります。
急いでいる方がいれば、生涯学習でのんびり勉強したい方もいます。
また、たくさんの機能を学びたい、操作方法もいろいろ学びたい、というご希望の方がいれば、
覚えられないので機能も操作方法も最小限でいい、というご希望の方もいます。

マンツーマンの場合、ピンポイントでご希望に沿えるのが、メリットです。

たとえば、先日のこと。
アプリケーションを起動しているときに、生徒さんが早口で、
「(受講予約)カードがもう2枚目。お金ばっかりかかって、何も身についてない。ショックだわ。
公民館でパソコンを勉強している友だち。(彼女は)600円だって言うの。
(そのお友だちが)えええ?そんなに払ったの?信じらんなーい、って(わたしに)言うのよ」
と。

そうした価値観の生徒さんも、いらっしゃいます。
そんなとき、わたしもなるべくロスのないように、テンポよく、授業を進めさせていただきます。

”もったいない”という言葉が効果的。
「きょうやったことは、帰ってからできるだけ早く、できればきょうのうちに、復習してくださいね。
せっかくお支払いいただいても、忘れてしまってはもったいないですから」
「メモを取っていただかないと、うちに帰ったら、わからなくなってしまいますよ。
メモは省略せずに書いてくださいね。行間は思い出せません。もったいないです」
そんなふうにお伝えしております。

話がそれますが

上の「(受講予約)カードが・・・」の言葉には、悪気がありません。意図はありません。
「信じらんなーい」
とおっしゃった方にも、悪気がありません。意図はありません。

以下の3つのポイントにいたる、深い考えはありません。
(承知の上だったら、怖い)

  1. この教室は授業料を支払うだけの価値がない。
  2. どうかカスミを食べて生きてくれ。
  3. 技術習得に、どれくらいの費用と時間が費やされていようが、関係ない。

小学生のとき、母の友だちの美容師さんに
「そのパーマ液、いくらー?それでX千円とるのー?高~い!」
と言ったことがあります。

今になってやっと、その言葉がどのような働きをするか、理解できるようになりました。

人さまの立場や気持ちを、想像力を働かせて理解するのは、とてもむずかしいです。
わたしなぞ、まだまだです。一生あがくことでしょう。

むか~しむかし、お歌の先生が

昔、お歌の先生が、ピアノの先生に
「音楽って儲からないのよね~」
と、愚痴を言っていました。
周りには、10人ほどの生徒さん。
みなさんに聞こえていたかと思います。

聞こえない方がよかったね。

お歌のレッスンは、XXXX円。
うちの教室のレッスンは、XXXX円。(お歌の4分の1)

それもあるけれど、むしろ、
「わたしのお支払いしたレッスン代って、ハシタガネなの?」
という疑問が頭の中に湧き、モワモワモワ~っと広がりました。

生徒さんのスナックで

去年のこと。生徒さんのスナックにいました。
その場にふたりの生徒さんが。ママと男性のお客さんです。
他のお客さんも何人かいました。

わたしはウーロンハイを飲んでいました。自腹で。
他のお客さんが、わたしに、
「そのウーロンハイは、XXさん(男性の生徒さん)が汗水流して稼いだレッスン代だよ」
と言いました。

(うわわ~)

「おいしいです!」
と、とびきりの笑顔を、生徒さんとその方にかえしましたが、あわてましたわ。
生徒さんもあわてていました。

言いたいことはわからなくはないですが、それはちと、重すぎです。

外勤の作業単価

「外勤でこういう仕事をしている」
と言うと、たくさんもらっているように思われるようです。
「○時間くらいかかる作業の場合、○円です」
と言うと、
「そんなに少ないんだ」
と。

不況ですし、専門職とは言え、供給の方が多いのでしょうね。
下請けの下請けの下請けの・・・ということもあります。

外勤で助手をお願いするとき

「2人で作業してください」
と言われて、助手をお願いするときに、心苦しく思います。
「たくさんお支払いできなくて申し訳ないですが、請けていただけないでしょうか」
と恐る恐る言うのですが、
「本当に安いんですね」
と言われることがあります。

※ 複数で作業する場合は、Feeを<等分に>分けます。

「投票の立ちあいを頼まれたときは、半日座っているだけで、一万円もらいましたよ」
と言われたこともあります。

高い安いは主観の問題も大きい

外勤で個人のお客さまのところへ行くと、
料金を支払ってセッティングを依頼したことを、後悔なされている場合があります。
「来てもらわずに自分でやればよかったかなぁ」
と。
「もうキャンセルできませんよ」
と笑顔で開始。

仕事を終えて帰るときに、
「やっぱりプロに頼んでよかったよ。助かりました!」
と言っていただくと、ほっとします。
ご納得いただけたら、冥利につきます。

高い安いの感じ方は、絶対ではなく、主観の問題も大きいですね。

対価に見合えばよいのでしょうか

つまり、クオリティの高い仕事をし、
価値を感じていただければよいのです。

ただし。
600円のボランティア活動と比較されるのは無理です。
価値がわからない場合は無理です。

価値がわからないというのは、たとえば
ほぼ100円ショップ」というテレビ番組のコーナー。
100円なのか、最高級品なのか、レギュラー陣もゲストも
毎週、判別できずに苦労しているようです。

わからないのですから、わたしには十万円の漆器は無駄。
豚に真珠。漆器もかわいそう。

わからないのであれば、
100円の漆器もどきを使えばよいのです。
600円のボランティア講習で、勉強なさればいいのです。

※ 茂音パソコン塾は、100円でも最高級品でもありません。